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円相場、介入時より「荒れる」と警戒されている件——これって結局どういうこと?

今日のビッグニュース

円相場の値動きの荒さへの警戒度が、7月末の日米協調介入直後の水準を上回っているようです。日経新聞によると、円相場の予想変動率(IV)は9月8日に年率10.1%と2月以来の高水準になったとのこと。投機筋の円売りポジション解消と、日銀・FRBそれぞれの金融政策を巡る不透明感がせめぎ合い、1ドル=154円前後で乱高下しているそうです。

ニュースを深掘り:市場全体から見るとどう見えるか

このニュース、「保有株の話」だけで見ると実は半分しか味わえていません。もうちょっとズームアウトして、2つの視点で見てみます。

①「円キャリー取引」の巻き戻しって何が起きているのか

円キャリー取引というのは、金利の低い円を借りて、金利の高い外国資産で運用する取引のことです。日本の低金利が長く続いたことで、この取引にお金を投じるヘッジファンドなどが増えていました。ところが日銀の利上げペースが加速するとの見方が強まったことで、この構図が崩れ始めています。円を借りるコストが上がり、日本への資金還流も見込まれる中、円売りポジションを巻き戻す(買い戻す)動きが広がっているとのことです。ある市場関係者は、まだ相当規模の円売りポジションが残っており、解消が進めば140円台半ばまで円高が進む可能性があると指摘しているそうです。

②日米どちらも「利上げするかどうか」で綱引き中という珍しい構図

以前の記事でも触れましたが、今回改めて興味深いのは、日本だけでなくアメリカ側の金融政策も不透明感の材料になっている点です。日銀は9月17〜18日の会合で利上げがほぼ織り込まれている一方、審議委員の発言のトーン次第では思惑が揺らぎかねません。同時にアメリカ側でも、8月の雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことを受け、FRBが9月のFOMC(15〜16日)で利上げに動くとの観測が6割程度まで高まっているそうです。円安是正を求めるベッセント財務長官の発言を取り上げた以前の記事とあわせて見ると、日米そろって金融引き締め方向を模索する、これまであまり見なかった局面に入ってきていると感じます。

僕の株ちゃんは?

僕の保有銘柄の中では、トヨタ自動車(7203)、ソニーグループ(6758)、キヤノン(7751)、任天堂(7974)、カプコン(9697)あたりが、海外売上比率の高い輸出関連銘柄にあたります。以前の記事でも取り上げた通り、円高方向への振れが強まるほど、これらの銘柄は業績面で向かい風を受けやすい立場にあります。

なぜ影響するのか

為替の「水準」そのものだけでなく、今回のように「予想変動率(IV)」が上がっている、つまり市場参加者が大きな値動きを警戒している状態そのものも重要な情報です。IVが高いということは、短期間で急激に円高・円安どちらの方向にも振れやすい地合いだということを意味します。輸出企業にとっては、緩やかに円高が進むよりも、急激で予測しづらい変動のほうが決算での為替差損益の見通しを立てにくく、業績予想の修正リスクが高まりやすいと感じています。

僕はこう考えている

僕は投資の専門家ではないので、あくまで一人の株主としての実感ですが、「介入したときより今のほうが警戒されている」という数字を見て、為替の緊張感は簡単には収まらないんだなと改めて感じました。日銀とFRB、両方の金融政策の行方が同時にはっきりしない今の状況は、輸出関連の保有銘柄にとってはしばらく落ち着かない期間になりそうです。

とはいえ、為替は思惑通りに動かないことも多いテーマです。9月17〜18日の日銀会合と15〜16日のFOMC、それぞれの結果と発言内容を確認しながら、実際の決算にどう影響してくるかを引き続き見ていきたいと思っています。もちろん、これは売買の判断材料としてではなく、あくまで保有銘柄の動向を追う記録として書いています。

まとめ(今日の学び)

円相場の予想変動率は、日米協調介入直後よりも高い水準まで上昇しているようです。円キャリー取引の巻き戻しと、日銀・FRB双方の金融政策を巡る不透明感が重なっており、円高の恩恵を受けにくい輸出関連の保有銘柄にとっては、しばらく神経質な値動きが続きそうなテーマだと感じました。


本記事は筆者個人の投資記録・見解を発信するものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載する情報は筆者が信頼できると判断した情報源に基づいていますが、正確性・完全性を保証するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任において行ってください。


参考情報源


現在の保有銘柄一覧

参考までに、この記事を書いている時点で僕が保有している銘柄を載せておきます。株数や評価額などの金額情報は含めていません。あくまで個人の投資記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

コード銘柄名
2169CDS
2914日本たばこ産業
4208UBE
4755楽天グループ
4762エックスネット
6758ソニーグループ
7203トヨタ自動車
7751キヤノン
7820ニホンフラッシュ
7921TAKARA&COMPANY
7974任天堂
8002丸紅
8031三井物産
8593三菱HCキャピタル
8898センチュリー21・ジャパン
9434ソフトバンク
9697カプコン
9984ソフトバンクグループ

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